あの瞬間、北海道イチあたたかな空気に包まれてたもしれないイベント
先日、小樽に行ってました。
初小樽！
行った目的は観光（もしたけど）ではなく、小樽にある老舗のメガネ屋さん「メガネのサトウ( https://www.instagram.com/meganenosato.otaru/ )」さんでのイベント＾＾
9月23日―25日の3日間、計4回のイベントをさせていただきました。
お申込み制なんですが、満席の回も出るほど！
さらには、小樽なのに長野や新潟からも来てくださったり！！
と、この3日間は感動・感激の洪水でした。
私が大切にしていることを再確認させてもらったイベントでもありました。
そんなレポートブログです。
何かイベントをしたいな、と思ってる方の参考やきっかけにもなれば嬉しいです＾＾
小樽に行くきっかけとメガネのサトウ
メガネのサトウさんは、創業90年近くの小樽で老舗のメガネ屋さん。
店主は4代目のチカさん。
メガネ業界には珍しい女性が営んでる貴重なメガネ屋さんです。
左が店主のチカさん
チカさんは18年間東京でメガネの修行をしたのち、ご実家のメガネ屋さんを継ぐ決心をする出来事があり、旦那さんもこちらに呼んで（東京で結婚してました）Uターン。
2017年から子育てしながらお店を切り盛りして、現在若返りを図りながら色々と挑戦されていて、忙しい忙しい、と言いながらも、とにかく楽しそうなんだよなぁ＾＾
で、チカさんと私の馴れ初めなんですが、それは東京にある「グロス銀座（ https://gloss-eyes.com/ginza/ ）」というメガネ店の15周年パーティーがきっかけで。
グロス銀座は鯖江にあるメガネの会社、株式会社ボストンクラブ（ https://bostonclub.co.jp/ ）の直営店。
チカさんが東京にいるとき、このお店で働いてらっしゃったんです。
私もショッピング同行でちょくちょくお邪魔するうちに仲良くさせていただき、パーティーにも呼んでいただき図々しくもお邪魔したところ（ほんと、いつもありがとうございます）、隣に座ってたのが小樽から駆け付けていたチカさん。
あれこれ話すうちに「いつかイベントしましょう！」なんて話題も出て、小樽市全体でやっている“まちゼミ”の一環でのイベントにジョインさせていただきました♪
本当にありがたいきっかけを頂いて、ボストンクラブの小松原社長やグロス銀座の皆さんには足を向けて寝られませんな。
お客様とメガネのマリアージュ
メガネや帽子のスタイリングをしていて何が楽しいかというと、お客様が自分のメガネ姿や帽子姿に顔を輝かせる瞬間に立ち会えること！
それって似合う、っていう言葉じゃ納まらなくて、“マリアージュ（別の二つのものが調和して2倍にも3倍にも魅力が増すこと）”っていう状態だと勝手に思っています。
このイベントでも、そういった場面にたくさん出会うことができました＾＾
ちなみに、イベントのタイトルはド直球の「メガネスタイリストがあなたに似合う眼鏡教えます」。
チカさんと相談して、里和的 似合うポイントをお伝えしつつ、実際にたくさんのメガネをかけ比べて違いを体験してもらう、という体験重視のイベントにしました。
この日のために、ボストンクラブの4つのブランドが集結！
他にもヨーロッパブランドのメガネフレームなど、他のメガネ店ではなかなかお目にかかれない個性的なフレームも多数あったのですが、かけてみるとこれが本当に素敵で。
私、店主のチカさん、チカさんのお母さんと手分けをしてお声をかけながら、お悩みやなりたいイメージなどをお聞きしつつ、たくさんのメガネを楽しんでいただいたんですが、メガネをかけた自分の姿をみて笑顔になるお客様があちらにもこちらにも。
お客様とメガネのマリアージュが同時多発的に同じ空間で生まれるって！
と秘かに感動してました。
イベントをやっていたあのひとときのあの空間は、北海道イチあたたかくキラキラした空気に包まれてたと思う。
思い出してもニンマリしちゃう。
メガネユーザーとメガネ屋さんが繋がるとき
私のキャリアスタートは帽子作家。
帽子作家として活動していくうちに、似合う帽子を見つける方法を聞かれスタイリングを研究して帽子のスタイリストになり、メガネも一緒にスタイリングしてほしいという要望があり、メガネのスタイリングを研究して、今のメガネと帽子のスタイリストになりました。
つまり、メガネ業界出身じゃないんですよね。
なので、どちらかというとメガネユーザー視点でメガネのスタイリングを始めたんですが、仕事をする上で色々なメガネ店にお邪魔させていただき、素敵なメガネ店がたくさんあることや素晴らしいオプティシャン（眼鏡技術者）の存在を知ることになるんです。
ただ、メガネユーザーとメガネ店の間にいるような私には双方の想い、特にメガネ店（量販店ではない）のこだわりや良さみたいなものがうまく伝わっていないんじゃないか、と感じることが多々あるんです（大きなお世話だったらすいませんm(__)m）。
でも、スタイリングの際、相性が良さそうだと思うお客様をメガネ店にお連れすると、本当に楽しそうにメガネを試着されるんですよね。
そして私のスタイリングの後、私抜きでお店の方と仲良くなったりすることもあったりして、私はそれが嬉しいんです。
一歩引いた立場だからこそできることがあるんじゃないかと思っていて、私の中ではスタイリングと同じぐらいお客様とメガネ店を繋ぐことが大切になってきています。
今回のイベントでは、まず店主のチカさんがとても魅力的なこと、そして男性が多いメガネ業界の中で女性店主のメガネ店って本当に少ないんです。
そんな珍しいメガネ店が小樽にあり、その良さを知ってもらうことで、またどんどん繋がりが広がっていくといいなー、なんて思っています。
参加者さんと一緒にパチリ
番外編：小樽はとても豊かなところでした
さて、せっかく小樽に行ったので観光もしてきました！
というか、小樽が大好きな店主のチカさんに、合間合間に地元の人が愛するお店や街並みが素敵なところに連れて行っていただきましたー♪
運河沿いなどは有名だけど、私はやっぱり地元の人の生活が感じる場所が好きで、ちょっとした路地なんか気になって仕方ない！
でもね、路地っていっても広いんだー
やっぱり北海道だなぁ、って感じた瞬間でしたｗ
そして、戦前の建物が本当にたくさん残っていてノスタルジック！ どの建物もステキで、アートな雰囲気もぷんぷんする。
お世辞にも大きな街とはいけないけれど（でも想像より都会でした）、美術館が徒歩圏内に3つぐらいあったりして文化的なんですよね。
かと思えば、鮭が近くの川を遡上してたり、夜の天狗山に登れば降ってきそうなぐらいの星が見れたり。
人と自然と文化の距離感が心地よく、そして豊かな街でした。
賑やかさもありとても心地よい街だと感じた小樽ですが、チカさん曰く、実は人口減少の問題もはらんでいたり。
消滅可能都市の一つとして挙がっているんだそう。
でも、人の営みがあればメガネ屋さんが必要になる。（人口の半分はメガネユーザーという情報も）
メガネ店だけでなく、未来の小樽のために活動されてるチカさんを見て感じて、なんだか心強くも感じました。
以上、小樽のイベント報告でした！
今回ほど、メガネユーザー、メガネ店、私と三方よしだと感じたイベントはなかったかもです。
そして、色々な繋がりを感じたイベントでもありました。
今回の体験で、ますます私の中にある繋げていくこと繋がっていくことの大切さが増しています。
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