
同じ帽子なのにまるで別物 メンズとレディースのハットの違い
先日、メンズハットのオーダーに立ち会う機会がありました。
女性だけでなく男性に帽子のスタイリングをさせていただく機会もありますが、いつもお店に行って既製品をオススメしてきたので、一から作り上げるオーダーに立ち会うのは初めて。
しかも、金型に入れて作るタイプ(ボルサリーノみたいなの)ではなく、オールハンドワーク仕上げの どことなく武骨さがかっこいいタイプのオーダーハット。
筆者は以前、レディースをメインとした帽子作家をしていた時期があるので、ある程度帽子作りについては知っている。
ですが、メンズハットのオーダーに立て続け立ち会い、メンズとレディースの帽子の違いを目の当たりにしました。
ということで、その違いについて綴ってみようと思います。
帽子のメンズとレディース。違いは3つ
メンズとレディースの帽子の違いを紐解くには、いくつかポイントがあるんじゃないかと思うんです。
そのうちの3つをピックアップ。
ポイント1
帽子の成り立ちの違い
→それぞれの歴史について
ポイント2
目的の違い
→それぞれの素材や形の違いについて
ポイント3
魅せ方の違い
→サイズ感やバランスの違いについて
では、これらポイントを掘り下げながらメンズとレディースの帽子違いをお送りしていきます。
違い1:帽子の歴史
メンズとレディース、帽子といってもそれぞれの成り立ちの歴史が違います。
ハットの起源は諸説ありますが、メンズハットは戦いの時にかぶる兜が起源だと言われています。
そこから発展して、仕事・身分・礼儀・防寒・日よけなど、“役割・格式・機能”で発展してきました。
たとえば、
・紳士の正装としてのハット(トップハットや中折れ帽など)
・職業を示す帽子(ワークキャップやキャスケットなど)
・機能を追求したハット(カンカン帽など)
・団結を示す制服的な帽子(トリミングされたベレー帽など)
etc.
どれも「きちんとした意味」がありますね。
一方、レディースの帽子は、ドレスやヘアスタイルに合わせて“装いの装飾の一部”として進化と言われています。
・スーツやフォーマルドレスの時のトーク帽
・華やかな場所でのヘッドドレス
・競馬場での華やかな帽子(主に海外)
・帽子以外のカチューシャやリボン
etc.
どれも、役割や機能というよりも“アクセサリーの一部”といった意味合いが強いです。
同じ帽子といっても、それぞれに求められてるものがずいぶんと違うんですよね。
つまり、メンズは「社会の中での役割」、レディースは「美しさを引き立てるもの」から発展してきました。
そこから、その違いが男女の帽子マナーの違いへとも発展していくんです。
帽子マナーについてはこちらをどうぞ 「帽子、室内で脱ぐ?脱がない?」
( https://satowa-hat.com/2485/ )
違い2:形と素材の違い
歴史を紐解いてわかったメンズハットとレディース帽の目的の違い。
目的が違うと、当然帽子に使われる素材や形も違ってきますよね。
メンズハットの特徴
・直線的でシャープ
・左右対称
・マットで硬めの素材
・構築的なシルエット
レディースハットの特徴
・曲線的でやわらか
・アシンメトリーも多い
・光沢や毛足のある素材
・動きや空気感がある
同じフェルトでも、
メンズは「締まった質感」「厚みがある」「硬い」、レディースは「ふんわり感」「毛足の長さや光沢感」「柔らか」 という違いがあります。
先日のメンズハットのオーダーに立ち会った際も、帽子の元となる帽体を実際に手に取って触らせていただいたんですが、私が以前作っていたレディースの帽子の帽体とは同じウールやラビットといった素材でも質感がかなり違ってました。
また、形もレディースの帽子は美しさを引き立てるよう、小顔に魅せるために形や飾りを工夫しデザインの自由度も高かったのですが、メンズハットはある程度型が決まっていて、クラウンの高さやブリム(つば)の広さなどレディースに比べて細かなところでのこだわりがつまっているように感じました。
違い3:サイズ感とバランスの違い
男女の帽子で目的が違う(歴史)と、形や素材も違ってきて、そうするとかぶったときのバランスも変化しますよね。
メンズとレディースでは、しっくりとくるサイズ感やバランス感が違ってきます。
メンズ
・頭に“しっかり被る”
・やや大きめだったりボリューミー
・ある程度形が決まっている
・飾りもシンプルなものが多い
レディース
・“のせる・ずらす”
・顔とのバランス重視
・軽さと抜け感
・メンズハットよりもデザインの自由度が高い
男女の骨格の違いからくるバランスのとり方の違い、ということもありますが、イメージとしては、メンズはもはや「頭の一部」という感覚に近く、レディースは「装いの一部」という認識が大きいかも。
だからなのか、メンズハットのオーダーは頭にフィットさせるためにとにかく細かなデータをとります。
レディースの帽子の場合は、頭囲のサイズ、帽子の種類によってはクラウンの高さを決めるぐらい。
頭に乗せるタイプのトーク帽やヘッドドレスなら、サイズを図る必要すらなかったりします。
しかし、メンズハットは頭囲のサイズとクラウンの高さはもちろん、かぶる部分の頭囲の形を特殊なアイテムを使って型をとったりしています。
とにかく、頭の一部となるべく、かぶったときのフィット感を大切にしてるんですね。
この過程を見て「だから、メンズハットってしっかり深めにかぶる人が多いんだ」ということに納得。
女性だと深めにかぶると暗く重くなりがたいですが、男性の場合は深めにかぶるとフィット感と安定感が良いからで、さらに骨格を際立たせてカッコよく決まるのだと思います。
こうやって、かぶり方までもメンズとレディースで違ってくるんですね。
以上、メンズとレディースの帽子の違いについて考察をお送りしました。
メンズハットとレディースハットの違いは、“形”だけでなく、それぞれの帽子の考え方や在り方の違いなのかな、と思います。
とはいえ、今はどちらを選んでもOKな時代♪
帽子そのものに男女の違いの線引きもあいまいになってきました。
大切なのは、あなたがどう見せたいか、どう感じたいか。
「これはメンズだから」
「これはレディースだから」
と決めつけず、しっくりくる一つを探してみてくださいね^^
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