HSP（繊細さん）と帽子
人のことが気になって仕方がない。
刺激に弱い。
それが積もり積もって、へとへとに疲れてしまうこと、ありませんか？
もしかすると「繊細さん」かもしれません。
感覚に敏感なことが、帽子を使うことで和らぐのでは？と感じていて、その効果を自分の経験をもとに書いてみようと思います。
ただ、帽子の場合は場面や場所により脱がないといけないことがあるため、帽子が使えないことも。
メガネなどと併用しながら柔軟に取り入れてみてくださいね。
あくまで私の場合ですが、何か参考になれば嬉しいです。
目次
繊細さんとは？
こちらでもご紹介しましたが、
感覚が人一倍鋭く、視覚、聴覚、触覚だけでなく、他人の感情をも敏感に感じ取れる特性の持ち主を言います。
ご存じない方は「繊細さん 本」で検索してみてくださいね。
ここ数年でいろいろな本が出版されています。
日本には普段からサングラスをする習慣がありませんし、ヘッドフォンのように大きなものをつけているとかえって目立ってしまう。
子どもがつけていると訝しげに見られることもあって、外に出るのも一苦労だったりします。
HSPは病気ではなく「気質」。
写真撮影の時に「あー眩しいよね！すぐ終わるからねー」なんて声かけはホッとするものです。
「またまたー大げさな！」なんて言われることがなくなる日が来るといいですよね。
私の場合
私の場合ですが、疲れやすさはあるものの、日常生活に支障はないのでそうじゃないと思ってたんですが、 繊細さん気質の方から「里和さんも繊細さんの部分ありますよね」と言われたことが何度かあるので、自覚するようになりました。
特に自覚しているのが視覚と聴覚、そして人の気持ちです。
例えば、人一倍眩しがりだったり、立派な中年ですが未だにモスキート音が聞こえたり。
周波数の高い音には敏感で、実はショッピング同行中もあらゆるビルの出入り口で聞こえてたりします＾＾；
どなたか共感してくれる人いません？
また、人の気持ちでは、何となくその人のことがわかってしまうことがあり、時に核心を突きすぎて相手を動揺させたりなんてことも。
そんなことがあると、相手は気にもしてないのに自分で自分を責めて1週間ぐらい思い悩んだり。
特に、子供の頃はいつも心の中で葛藤してましたし、苦い思いもいっぱいしました。
そのおかげで、今は大人の対応ができるようになったと思います(笑)
ただそのおかげで、お客様がどう在りたいのかを知り、メガネや帽子のスタイリングに活かせているので、お仕事には役立っているかも＾＾
繊細さんに帽子が良い理由
繊細さんだと自分が自覚する前からメガネや帽子を日常的に取り入れてたのですが、今思えば無意識だけども自分を守るためだったのかもしれません。
今回は帽子について、帽子をかけていて楽になることを改めて考えてみました。
その理由を3つご紹介しますね。
理由①
包み込まれてるような安心感
帽子をかぶると、頭が包み込まれ守られてるような安心感を感じます。
実は、これについては私だけでなく色んな方から同じようなことをお聞きしました。。
スタイリングの仕事をする前は帽子作家をしていたのですが、帽子好きのお客様の多くがこのようにおっしゃっていました。
今思うとその方たちも繊細さんだったのかもしれませんね。
そして、心地よく感じるサイズ感については、本当に人それぞれ。
少しきつめがいいという方もいれば、緩いくらいがちょうどいいという方も。
色々と試して、自分に心地よいサイズ感を見つけてください。
また、かぶったときの素材の感じ方も人それぞれ。
触覚が敏感な方は、素材にも注意して選んでみてください。
理由②
つばの広さや形状で視界をコントロールできる
帽子をかぶると、ブリム（つば）で視界がいつもより狭くなるので、入ってくる情報が少なくなって心地よい、ということも＾＾
つば広のものや、つばが下がり気味のものは特にその効果を実感できます。
また、私が感じるのは、ブリム（つば）があることで、少し大げさな表現かもしれませんがバリアをはれるような、そんな気持ちになることがあります。
これも人によると思いますが、不慣れな場所に行くときや緊張する相手と会う時は、一定の距離を保たれる安心感が生まれるのだと思います。
理由③
眩しさをやわらげる
太陽の位置によりますが、日が高いうちは帽子のブリム（つば）が影を作ってくれるので、眩しさをやわらげてくれます。
照り返しなどもあるので、サングラスも併用すると、私のように眩しがりな方にとってはかなり楽になると思います＾＾
繊細さんにはヘアバンドやスカーフもオススメ
頭を包む、という意味では帽子だけではなくヘアバンドやスカーフや大判ハンカチなども繊細さんにはおすすめです。
帽子との比較はしていませんが、ある方から、「近所の子供の声が気になっていたところ、試しに手元に合ったスヌードを頭に巻いたら子供の声が気にならなくなった」というお声を聞いたことがあります。
私自身も、ヘアバンドやスカーフを頭に巻くときは、耳にかかるように巻くことが多いのですが、直接音が耳に入ってこないからか外からの音の情報がマイルドになる感じがしています。
頭を包み込むような安心感も得られますし、自分で頭に巻くのでサイズ感も自在に調整できます。
帽子未満的な要素があるので、脱ぐ必要がなかったり洋服とコーディネートしやすかったり気軽に取り入れられますよ。
以上、いかがでしたでしょうか。
繊細さんにとって、帽子も強力な味方になるアイテムです＾＾ とはいえ、帽子って全体のコーディネートもとても大切になってきます。
せっかくかぶるなら、素敵にかぶりこなしたいですよね♪
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